賢い老後に備える保険を紹介。
老後にも備えが必要です。総務省の家計調査によると、老後には毎月約5万5000円の生活費が不足するというデータも出ています。そうすると、年間約66万円、老後を20年と考えると約1320万円足りないことにりー 公的年金が受け取れても、自分で1000万〜1500万円は準備するつもりで考えましょう。
老後に備える代表的な保険は個人年金保険です。保険料を運用して老後に受け取ります。簡単に解約できず流動性が低い分、預貯金より多少高い利回りの運用が期待できます。
2002年10月に銀行の窓口でも個人年金の販売が解禁になったこともあり、ここ数年、個人年金を購入する人は増えています。
個人年金には、定額個人年金と変額個人年金があります。定額は、将来の年金額がいくらになるか保証されている年金保険。もらえる額がわかっているので、老後の計画が立てやすいというメリットと、インフレになったときに対応しにくいというデメリットがあります。
次に変額個人年金は、一時払いした保険料を運用して、その実績によって年金のもとになる原資が増減するもの。運用次第で将来受け取る年金額が変わることがデメリットで、株や債券などで運用し、インフレに対応しやすいところがメリットです。
最近では、運用期間終了後の年金の原資になる部分は、払った保険料を下回らない保証をつけた元本保証タイプの変額年金が主流になってきています。変額でも元本保証という点で人気が高いのですが、元本保証を確保するためのコストがかかるので手数料が高めになっていることも知っておきましょう。
変額年金保険が日本で販売されはじめたのが1999年。日本は起低金利の時代だったので、それからどんどん変額年金の割合が増えてきて、2005年度には50%を超えています。
しかし、昨年あたりからサブフライムローンの影響などで株価が低迷し、以来、定額年金保険の売れ行きが好調のようです。
増えるチャンスが欲しい人は変額年金ですが、100万円程度を一時払いしないと入れないので、30代くらいから毎月コツコツ貯めていくのなら、定額年金がいいでしょう。保証される利回りは低いですが、個人年金保険料控除が使えます。
また、途中で解約して解約返戻金を老後資金として使うことを目的に、変額終身保険や長割り終身などを利用する方法もあります。基本的には終身の死亡保障のための保険ですが、途中で払込保険料より解約返戻金が増えることが予測されるので、その時点で解約して解約返戻金を受け取り、老後資金に使うのです。どちらも死亡時には一定額の死亡保険金がでます。